夫(彼)を愛する技術

夫・旦那(彼)を愛する技術(第三回/愛の習練・忍耐)

投稿日:

愛する技術の第三回目(忍耐)

愛すること



誰かを愛するために必要なことの第三回目が、「忍耐」です。


愛するために、忍耐(たえしのぶ)は必要なことでしょうか?


P163 『愛するということ』第4章・愛の習練より



第三の要因は忍耐である。何かを達成するために忍耐が必要だということは、やはり、一度でも何かの技術をマスターしようとしたことのある人なら知っているはずだ。性急に結果を求める人は絶対に技術を身につけることはできない。



とはいえ、現代人にとって、忍耐は、規律や集中力と同じぐらい体得するのがむずかしい。現代の産業システム全体が、忍耐とは正反対のもの、すなわち速さを求めている。



機械はすべて速さを第一条件として設計されている。自動車や飛行機は、私たちをすばやく目的地まで連れていく。



しかも、速ければ速いほど良い。同じ量の製品を半分の時間で生産できる機械は、古くて遅い機械よりも二倍良いとされる。



もちろん、これには重要な経済的理由がある。しかし、他の多くの面と同じく、人間の価値はますます経済的価値によって決定されるようになっている。



機械にとって良いことは人間にとっても良いはずだ、という理屈だ。現代人は、何でもすばやくやらないと、何かを、つまり時間を。ムダにしているような気になる。



ところが、そうやってかせいだ時間で何をしたらよいのかわからず、ただつぶすことしかできない。



忍耐とは、悲しみや苦しみ辛さ・怒りなどを「たえてしのぶ」っていう意味だけど、何だかとても苦しいイメージがある。でも、ここは、「たえしのぶ」というイメージではなく、「待つ」というイメージに近いのかな?って思います。



現代人は、ムダのない(失敗のない)合理的でスマートな対応やサービス、接客、対面販売、営業などを激しく求めています。



LINEのメッセージのような、ポン・ポン・ポンというようなリズム感で、すぐに返事を求められるような人間関係が「善」とされつつあります。



善、と対極にあるのが悪。


すぐに返事を返さないのは、現代社会ではどちらかというと「悪」とされる場合もあります。





「無視されてるのかな・・・」って。



スマホやメッセージアプリが人間関係をダメにしている、ということを言っているのではなく、対人関係にスピードを重要視するあまり、「愛する」ということを見失いつつあるような気もします。



それは、愛するより「愛されたい」という方向に、全員で流れているような気がするんだよね。



「愛されたい」という表現よりは、むしろ、「愛して欲しい」という、一方通行的な考え方。こちらが「愛したこと」に対して、できるだけスムーズに対価や報酬を下さい!!、という関係を夫婦やカップルの間で求めてだしてきたのかな。



それは、ごく限られたグループ間同士の人間関係にも通じるものがあると思うんだ。家族や職場、教室など・・・



「愛の報酬を100%ちょうだい!!しかも、できるだけ速くして!!」



というのが、現代の愛の形、だとするならば、それは常に、自分からのメッセージに対しての、返答という相手からの「代償」を要求してるということ。



こちらが与えた愛の利益に対しての愛の報酬を含めた「関係」が、現代の恋愛の中では重要度は増しているのではないのか。



というか、昔から多かれ少なかれ、恋愛って、そういう認められたいという承認欲求も含めた、何かゴチャゴチャしたものかもしれないね。



ただ単に、一方的な承認欲求の度合いが、昔よりも増えてきて、重要になってきただけなのかもね。それに加えて、素早く返事しないと罪人のように見られるようにもなってきてる。昔に比べて、スピードも重要だ。


すぐに返してくれなければ、信用できなくなってる自分がいる。


「見返り求め合戦」的なことをお互いに繰り返しているのが、今の恋愛も含めた大きな人間関係の特徴なんじゃないかな。



他人の失敗を許さない私たちは、自分が与えた愛に対して100%の報酬を求めるのが「当たり前」とされるようになってから、誰でも謝らせようとするようになってきたと思うんだ。



すぐに、何でもかんでも「謝罪」を要求するし、テレビでは連日、芸能人の謝罪会見が頻繁に行われ、その謝罪する姿を見て、自分の日常の不平・不満・怒りなどを解消してる。



つまり、自分とは違う(異質)多様性を認めない、ということ。



自分と同じ考え方、価値観、好み以外は排除しちゃう。



だからこそ、愛することに「待つ」という忍耐力が必要なことは、相手が発するであろう言葉を注意深く待つということを通して、自分自身を客観的に見つめるという行為でもあるんだと思うよ。



そして、自分自身を客観的に見つめる行為は、自己規律(ルール)をしっかり持ち、孤独になることを恐れずに、集中して相手の言葉を忍耐強く待つ。



「待つ」という忍耐力は、ポン・ポン・ポンとリズム良く返信し合うメッセージとは違い、相手の内なる心に耳を傾ける行為でもあるんだ。



「失敗のない、超合理的な大恋愛」、って言葉が何だかおかしいように、お互いに対価を求め続ける合理的な関係からは、愛は始まらないし、始まったと勘違いしてるのは僕たちだけかもしれないね。



愛する技術に必要な「忍耐」を身につけることは、彼の心の言葉の聞き役に徹することでもあるし、待つ、という行為は相手を尊重することにもつながるんじゃないかな。


おすすめかも

脱毛器で綺麗な体へ 1

体毛を薄くさせる、家庭用脱毛器について これからご紹介するコラムは、美顔器付きの家庭用脱毛器についてです。 特に、エチケットを意識することで、内側からもキレイになり、自分を変えたいと思ってる女性の方、 ...

男の深層心理 2

男の深層心理(セックス観,恋愛観) 男の深層心理は、女性には決して分からないかもしれません。 だけど、男はたった一つの原則で行動しています。 と言ったら大袈裟になるかもしれませんが、女性には理解できな ...

男をその気にさせるコツ 3

30代、40代の男のその気にさせるコツ このコラムは、夫や彼(オス)の習性を利用して、少しでもその気にさせる、ということを考えて書いています。いや、その気にさせる、というよりは僕ら男(オス)を少しでも ...

男心と本音のフランス映画 4

映画で見る男の深層心理と本音 1970年代『リヨンの男たち』と呼ばれフランスに実在したギャング、エドモンド・ヴィダル(通称モモン)の自叙伝をベースにした男の本音や男心といった男のディープな深層心理が詰 ...

-夫(彼)を愛する技術
-, ,

Copyright© ちんぽ脳  おとこの深層心理と本音(オスとしての考え方)とセックスレスの解決策 , 2017 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.